無粋おとこに粋おんな〜日本橋編〜
2006-01-17


タイトルにあるほど、のんきな話ではないのだけれど・・・・・・

午後、東京駅から日本橋まで歩いていたのだが、中央通り、ちょうどKoredo日本橋あたりだったか、風体の悪い年配の男が、紙くずを路上に捨てた。これは無粋なことをするものだなと思ったけれど、私はそのまま通りすぎようとしたのだが・・・・・・これも年配の女性が、その男に「ちょっと、こんなところに捨てないでよ。」と注意した。後の会話は以下の通り。

男 「捨てるところがねえんだよ!!」

(セルクル心の呟き:うっそ!言い訳じゃん!)

女性「だったら、持って帰って捨てなさいよ。」

男 「なことゆーヤツがいるから、殺されるんだよ。死にてえか、このババア!」

(セルクル心のつぶやき:(@_@)えっー、あんた(男)みたいな人がいるから、正しいこと言ってるのに、殺される人がいるんじゃないの????)

女性「とにかく、そんなところに捨てたら、街がきたなくなる。持って帰りなさい。」

以下、男は何の論理性もなく、死にてーかと、どなりちらす::::::

私はこういう時、いけないのはわかっているけれど、この女性のように、こうした状況で、正しいと信じることを主張しません。以前とても怖い思いをしたことがあるから、とにかく命あってなんぼだ、と思い、しない。そういう意味ではこの男の言うのは、正しくはないけど本当のことでもあります。それに対して、この女性は勇気があるなと感心しました。彼女だって、顔はこわばっていましたもん。

端的に、安直にいえることでもないけど、彼女のような、粋な人が、この日本橋という街を支えているのかもしれない。

でも私には、彼女のようには、やっぱりできないな。うーん、情けない。

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